お久しぶりです。
副院長の永見です。
早いもので1月も半ばになりましたね☃

「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症で国内初の死亡例」

最近テレビでよく見かけるようになって、怖くなってしまった人もいるかもしれません。
国内で初めて、ノラネコから感染した女性が死亡したというのです(亡くなられたのは2016年)から、皆さんの不安もうなずけます。

うちのこは大丈夫?

私も何だか風邪っぽいんですが?

そんな皆さんのご心配を少しでも取り除けるように、今回はコリネバクテリウム・ウルセランス感染症についてお話ししていきたいと思います。

そもそもコリネバクテリウム・ウルセランス感染症とはどんな病気なのでしょうか。

ジフテリアに似た細菌による感染症で、人・犬・猫・牛など様々な動物がかかる「人獣共通感染症」と呼ばれるものになります。
日本ではこれまで25人の感染が報告されていますが、人から人への感染は報告されておらず、上記の2016年の例が初めての死亡例でした。

犬や猫に出る症状としては

・くしゃみ、鼻水、めやに
・皮膚疾患
・元気がない

人に出る症状としては

・初期は風邪に似た症状
・のどの痛みや咳
・扁桃や咽頭などに偽膜や白苔の形成

と言われています。
これを見てもわかるように、これといった特徴が少なく、疑って検査しなければなかなか見つかりにくいというのが現状ではないでしょうか。
こういう感染症があるというのは事実ですが、実際は普通の風邪やインフルエンザなどの患者さんはその何倍もいるわけですので、過敏になってしまうのではなく、いつも通りの手洗いやうがいが大切になってくると思います。

また人では定期予防接種の対象である混合ワクチンに、ジフテリアが入っていますので、このワクチンがコリネバクテリウム・ウルセランス感染症にも有効であることがわかっています。

万が一感染がわかったとしても、人も動物も、抗生物質で治療ができます🙂
過度に神経質にならずに動物を触った後は、手洗いなどをきちんとすれば感染のリスクは低いと思われます。

ここまで読んで頂けた方は、少し安心してもらえましたか?
それでもご心配な方は、スイミー動物病院に来られた際に、お気軽にご相談してくださいね🌟