犬のシャンプーのやり方について~シャンプー公開講座やります!~
お久しぶりです。
副院長の永見です😊
バレンタインデーも近くなり、そわそわしている人もいるでしょうか?
私はまもなく臨月に入りますが、元気に働いています💪
今回は2月24日(土)のシャンプー公開講座を控えて、皆さんにわんちゃんの皮膚について、そしてシャンプーの意味や、具体的なやり方について説明しようと思います🐕
まずわんちゃんの皮膚について。
人も犬も同じ動物なんだし、人と一緒のシャンプーで洗っていいよね?
こう思っている人、いませんか?
答えはNO!です。
実は人と犬では大きな違いが2つあります。
①犬の皮膚は、人の約1/5しかなく、すごーく薄い!
②犬の皮膚は、アルカリ性のため、菌が増えやすい!(人は弱酸性です)
よってシャンプーは必ず、犬用のものを使う必要があります。
では、シャンプーにはどんな意味があるのでしょうか?
皮膚の表面には腺からの分泌物(皮脂など)や、角質、細菌、ほこりなど様々なものにより「汚れ」が付いています。「汚れ」は蓄積すると、毛はバサバサ、皮膚はベトベトになり、皮膚病の原因となります。
シャンプーはこういった「汚れ」を取ってくれるので、必要なものですが、同時に皮膚を守ってくれる皮脂も取ってしまうので、すごく乾燥しやすい状態を作ってしまいます。そのため、シャンプーの種類や、頻度、水温が大切になってきます。
ここからはQ&A方式の方がわかりやすいと思うので、それで説明していきますね。
Q:シャンプーはどれくらいの頻度でしたらいいですか?
A:皮膚のトラブルがない子は、月に1~2回ですね。
皮膚病の子は状態にもよりますが週2回が目安です。ただし皮膚病がある場合は、原因にあったシャンプーを選ぶ必要がありますし、ただ数を増やすだけでは、逆効果のこともあるので注意しましょう。
適切なシャンプーであれば、週2回を2週続けてもらえれば効果が出ることが多いですね。
Q:シャンプーするときの水温は、何℃くらいがいいですか?
A:30℃以下がいいでしょう。
水温が高すぎると、必要な皮脂まで取り除いてしまいます。
Q:どんなシャンプーを使ったらいいですか?
A:皮膚のトラブルがない子は、なるべく低刺激な犬用シャンプーで構いませんが、皮膚病の子は、その原因によりシャンプーを選ぶ必要があります。さっきも言ったように、犬の皮膚は人の皮膚に比べすごく薄いため、シャンプーに含まれる成分が皮膚の奥まで浸透しやすいのです。
Q:簡単にシャンプーの手順を教えて下さい。
A:
①汚れがひどい場合は、一般的な犬用シャンプーで前洗いをします
(薬用シャンプーが浸透しやすくなります)
②薬用シャンプーをスポンジなどを使ってよく泡立ててから、症状がひどい場所からマッサージをするように洗っていきます
(5~10分おくと、薬用成分がより浸透します)
③完全に洗い流します
(成分が皮膚に残ると、刺激になってしまいます)
④保湿が必要な場合は、リンスやトリートメントを使います
(洗い流さないタイプが多いです)
④より保湿したいときはドライヤーを使わず、タオルドライとブラッシングのみ行います
(ドライヤーを使うときは、冷風か30cm以上離して乾かしましょう)
Q:スイミー動物病院にはオゾンシャワーがあると聞きましたが、どんな効果がありますか?
A:オゾンには、消毒・殺菌・脱臭効果があるので、普通のシャワーに比べて汚れや菌を落としやすく、より短時間でシャンプーでき、ふんわりとした仕上がりになります。
また抗炎症効果や、皮膚の再生促進なども期待できるので、皮膚病の犬には特にオススメしています。
簡単なシャンプーの流れを説明しましたが、みなさんの疑問は解決しましたか?
具体的にどんなシャンプーを使ったらいいのかお悩みの方は、スイミー動物病院までお気軽にご相談くださいね。
できればわんちゃんを連れてきていただき、皮膚の状態を見せてもらえればより適切なアドバイスができると思います🐾
2月24日(土)の14時~スイミー動物病院にてシャンプー公開講座を行います。
実際のわんちゃんを使って、プロのトリマーがシャンプーのコツを伝授します🌷
なかなかない機会だと思いますので、ご興味のある方はぜひご予約してくださいね😃
(参加費は無料です)