外耳炎のおはなし
診察やトリミングで愛犬のお耳が汚れていると言われたことはありませんか?
中には外耳炎と診断されたこともあるのではないでしょうか?😶
実は外耳炎は犬種や年齢に関係なく、5頭に1頭のわんちゃんが罹る病気と言われています👂
今回はその「外耳炎」について掘り下げていきましょう💁
そもそも外耳炎というのは鼓膜よりも外側の耳道=外耳道に炎症が起こった状態のことを表します。
ちなみに鼓膜よりも内側の炎症のことを中耳炎、内耳炎と表します。
<症状>
・耳垢が多い
・耳が臭い
・耳に赤みや腫れがある
・耳の後ろを掻く
・耳を床に擦り付ける
・頭を振る
など
<なりやすい犬種>
・ダックスフント、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(垂れ耳犬種)
・パグ、フレンチブルドッグ(短頭種)
・プードル、シーズー(耳道の毛が多い)
・ラブラドールレトリバー、コッカー(耳道の汗腺が多い)
・ゴールデンレトリバー、柴犬(アトピーになりやすい)
<治療>
治療は主に点耳薬を使用します。
比較的軽度の外耳炎で、お家でもお耳を触らせてくれる子の場合は短時間作用型の点耳薬を使用します。
赤みや腫れがあったり、お家での点耳が難しい子の場合は長時間作用型の点耳薬を使用します。その場合お家での点耳は必要ありません🙅
症状がひどく、痛みなどを伴う場合は注射や内服薬を併用する場合もあります💊
外耳炎は多くのわんちゃんに見られる疾患ではありますが、重症化すると痛みを伴ったり治療に時間を要する場合もあります😖
日頃からわんちゃんのお耳を見る習慣をつけて、週1回程度見える範囲の汚れを柔らかい濡らしたコットンなどで拭き取るだけでも予防になります。
(人用の綿棒などを使用すると耳道を傷付けてしまう恐れがありますのでおやめください)
またワクチンや健康診断などの際、症状がなくてもついでにお耳の中をチェックしてもらうのもいいですね🙂
普段のスキンシップの延長でお耳のチェックもしてみてくださいね🤓